自強号 
自強号切符

 台湾鉄路管理局(台鉄)の主力種別で、日本で言うところの特急列車に相当する。台湾全土をハイスピード走り回っており、新幹線が開通した現在においても台湾の国内交通の主役と言っていいだろう。なにせ、新幹線とまともにかぶる台北−高雄間にもいまだ山ほど走っているのである。

 車両のバラエティは極めて豊かで、動力方式も生産国も実に様々。さながら鉄道見本市の様相を呈している。

自強号(桃園)

自強号の中でも、台北周辺で最もよく見かけるのがE1000型。TGVばりのプッシュプル方式だが、機関車は南アフリカ製、客車は韓国製と異色の取り合わせ。
(2008.6.27 桃園駅)

自強号(三貂嶺)

濁流を見下ろしながら、すべるように走るE1000型。長編成の堂々とした姿だが、客車の褪色がやたらと目に付くのが惜しまれる。
(2008.6.27 三貂嶺駅)
自強号(汐止)

2007年に東部幹線に投入された期待の新車、「太魯閣号」ことTEMU1000型。日本製の振子電車で、JR885系(白いかもめ)をベースとしている。
(2008.6.29 汐止駅)

自強号(桃園)

桃園駅通過線を高速で駆け抜ける。新幹線とは異なり、デザインは台湾オリジナルである。水戸岡氏は招聘されなかったのだろうか。
(2008.6.27 桃園駅)
自強号(桃園)

すっきりとした見栄えの、EMU1200型。実は旧型車の改造で、足回りはなんと吊掛駆動である。誰だ、「チキンラーメン」なんて言ったのは!?
(2008.6.27 桃園駅)

自強号(樹林)

車中からとっさに撮った旧型自強号。イタリア製の吊掛車、EMU300型だ。更に古いEMU100型(英国製)も当時は現役だったが、ついに撮影できず。
(2008.6.27 樹林駅)
自強号(汐止)

東部幹線は花蓮以南が非電化、長距離自強号はディーゼルカーで運転される。写真はDR2900型または3000型。日本製である。
(2008.6.29 汐止駅)

自強号(汐止)

3連×4本、堂々の12連だが、イマイチ迫力に欠けるのは小田急顔のせいか。
(2008.6.29 汐止駅)



2009.7.28
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