区間車(区間快 車・普快車) 
区間車切符

 いわゆる普通列車(各駅停車)。「区間車」とはなんとも実態を表したネーミングで、スローガン的な他の列車種別名とは明らかに異なっている。台北近郊の客車鈍行置き換えを皮切りに徐々に勢力を広げ、現在では比較的長距離を快速運転する「区間快車」まで登場、復興号さえも駆逐しつつある。冷房が付いているとの理由で、各駅停車であっても料金は復興号と同額で、実質的には値上げであった。

 客車による汽車型ダイヤから電車による高頻度運転へと移行したその姿は、80年代の日本国鉄を想像させるものがある。惜しむらくは国土の狭さと急な置換えのために、車両のバラエティに乏しい点だろう。

 なお、ディーゼルカーによる普通列車も、電車と同様に「区間車」扱い。勿論、冷房付きである。

区間車(桃園)

近郊輸送の雄、EMU700型が区間快車の運用に付く。初期車は日本製。連結器カバーの特異な形状から「スネ夫」と呼ばれているとの由。
(2008.6.27 桃園駅)

区間車(山佳)

台北近郊とはとても思えないローカル駅に新鋭車が滑り込む。快車用として登場したEMU700型だが、しばしばこうして区間車運用にも入る。
(2008.6.29 山佳駅)
区間車(台南)

豪雨を突いてやって来た区間車。EMU500型か600型か、さてどっちだろう。
(2008.6.28 台南駅)

区間車(汐止)

韓国製の無骨な車両だが、侮るなかれVVVFインバータ装備である。
(2008.6.29 汐止駅)
区間車(汐止)

高架駅で「太魯閣号」と並ぶ区間車。まっるきり日本的な光景だ。
(2008.6.29 汐止駅)

区間車(汐止)

南アフリカ製EMU400型。台鉄の電車化はここから始まった。
(2008.6.29 汐止駅)
普快車(長興)

1日2往復の超ローカル線、林口線。列車種別は何故か上位の「普快車」である。
(2008.6.27 長興駅)

区間車(十分)

台湾鉄迷の注目の的?平渓線を行くDC区間車。十分老街は絶好の撮影スポット。
(2008.6.27 十分駅付近)



2009.7.28
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