関東私鉄しりとり＆サイコロの旅 第17回
前回から2ヶ月も空いてしまった。2013年7月13日（土）、じっとりねとつくような暑さの中、ちょっと遅めに家を出る。本日一駅目は京急の浦賀。自宅最寄駅から線路は繋がっているが、めっぽう遠い。
| 利用区間 | 路線 | 種別 | 行先 | 発時刻 | 着時刻 |
| 押上 → 泉岳寺 | 都営浅草線 | 普通 | 西馬込 | 10:11 | 10:34 |
| 泉岳寺 → 堀ノ内 | 京急本線 | 快特 | 三崎口 | 10:35 | 11:24 |
| 堀ノ内 → 浦賀 | 京急本線 | 普通 | 浦賀 | 11:25 | 11:31 |
京成から都営浅草線に入ると、3400形の床下からはエアブレーキ音が頻繁に響き始めた。混んでいた車内は東銀座でどっと空き、座席が埋まる程度の乗り具合になった。エアポート快特が通過するとはいえ、やはり銀座は集客力がある。
泉岳寺で2100形快特に乗り換え。地上に出た頃メールが来て、ちまちま打ち返していると生麦のキリンビール工場脇まで来てしまった。速い速い。都心から遠ざかるほどに車内はかえって混んできて、3連休初日の雰囲気をが色濃く漂ってくる。にもかかわらず上大岡を出ると、ドア脇の補助イスが使用できますとのアナウンスが入る。混雑状況とまるで一致していないが、そういう規則になっているのだろう。海側にはびっしり住宅が建て込んでいるが、山側は横須賀中央を出た辺りからようやく田舎びてきた。
浦賀は本線の終着駅だが、快特は全て久里浜線に入ってしまうので堀ノ内で普通車に乗り移る。4両編成クロスシートの車内はほぼ満席で、ハイキングや釣り客が多く目につく。快特と車窓はさして変わらず、トンネル出口に取り付けられた場内信号を過ぎれば終着駅である。
| あいおい → いけのうえ → えだ → だいじんぐうした → だいやむこう → うえの → のうけんだい → いくた → だいたばし → しばさき → きたいけぶくろ → ろくごうどて → てんのうちょう → うすい → いずみ → みずほだい → いえなか → かぞ → ぞうしき → きたかすかべ → へみ → みなみくりはし → しいなまち → ちとせふなばし → しずわ → わかばだい → いけじりおおはし → しもやまぐち → ちとせからすやま → ますお → おおもりまち → ちちぶ → ふくい → いずみたまがわ → わいあーるぴーのび → ひがしこいずみ → みなみさくらい → いたくらとうようだいまえ → えそじま → まくはり → りゅうまい → いおぎ → きたみ → みなとちょう → うのき → きざき → きよせ → せんげんだい → いけがみ → みたかだい → いしかわだい → いなぎ → きたかぬま → まちや → やぎさわ → わだまち → ちどりちょう → うんが → かすかべ → へいわじま → まつばらだんち → ちばちゅうおう → うめじま → まくはりほんごう → うめやしき → きくな → ながぬま → まちだ → たかさか → かすみがせき → きたおおみや → やぎゅう → |
| ７３駅目 浦賀 うらが （京浜急行電鉄本線 ／ KK64 ／ 神奈川県横須賀市） |
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駅構内には白い制服姿の自衛官が闊歩し、壁には刑務官募集のポスターが張られている。いかついというか、お堅い街のようだ。久々にやって来たが、改札口周りは綺麗に改装され、有人カウンターやエレベーターが新設されていた。その新装改札口を出て構内を振り返ると、不思議な事に「浦賀駅」の看板がどこにもない。その先少々長い通路をたどって階段を降り切るとようやく看板があり、ここまでが駅の領地だよと主張しているかのような配置だ。
駅の正面は浦賀ドッグで、陸地側には銀行や個人商店がぽつぽつと建つが、商店街と呼ぶほどの賑わいではない。ただし、道幅が狭いせいもあろうが車はずいぶんと多い。
浦賀湾沿岸に鎮座した浦賀ドッグは、駅前通りを進んでも進んでも延々と尽きることがない。やっとドックを過ぎて水面を望む頃には、バス停2つ分も歩いていた。細い浦賀水道の先に、東京湾が大海原の如く広がっていた。
| ７４駅目の選択 | |||
| 目 | 駅名 | 会社 | 路線 |
| １ | 梶が谷 | 東急 | 田園都市線 |
| ２ | 花月園前 | 京急 | 本線 |
| ３ | 合戦場 | 東武 | 日光線 |
| ４ | 神奈川 | 京急 | 本線 |
| ５ | 金崎 | 東武 | 日光線 |
| ６ | 鐘ヶ淵 | 東武 | 伊勢崎線 |
玉石混交のスリリングな顔ぶれである。都心方向へ帰る途中の２と４、特に「わ」終わりの４が最善である事は言うまでもない。やや方向違いだが神奈川県内の１と、23区内の６までが許容範囲。あとの2つは前回の柳生方向へ戻った上にさらに奥、という最悪のケースだ。ちなみにこの両駅、第4回で訪問した家中の両隣なのだが、当時はリストに入ってすらいなかった。何とも意地が悪い。
→ ３ 合戦場やってしまったよ、おい。
| 利用区間 | 路線 | 種別 | 行先 | 発時刻 | 着時刻 |
| 押上 → 泉岳寺 | 京急本線 | 普通 | 品川 | 12:08 | 12:13 |
| 堀ノ内 → 泉岳寺 | 京急本線 | 快特 | 泉岳寺 | 12:15 | 13:05 |
| 泉岳寺 → 押上 | 都営浅草線 | 快速 | 佐倉 | 13:06 | 13:30 |
次の目的地は栃木県。どれだけ時間がかかるのやら、と検索してから絶句する。接続の悪さと本数の少なさが相まって、合戦場到着は4時間後の16:01。普段ならそれでも行ってしまう所だが、今日は倉木麻衣のライヴチケットを携えている。会場は江戸川区で開演は18時。どう考えても間に合わない。
足取り重く上り電車に乗り込む。時刻は極めて中途半端で、都内に直行しても時間は有り余る。快特のハイスピードが恨めしかった。
（つづく）
2015.3.14
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