関東私鉄しりとり&サイコロの旅 第3回
2012年6月12日(火)、天気予報は昼から雨と断言しているが梅雨時である以上致し方ないので、出かけてしまうことにする。今日のスタートは東武東上線から。序盤はどの方向へ向かうか、だいたい見当がついている。
利用区間
路線
種別
行先
発時刻
着時刻
日暮里 → 池袋 JR山手線 各駅停車
内回り 7:16
7:29
池袋 → 北池袋
東武東上線
普通
成増
7:32
7:34
平日の朝ではあるが、日暮里から田端・巣鴨方面という流れはラッシュと無縁のようで、山手線は空いていた。電車の本数だけはやたらと多く、池袋の手前で停車して「赤信号です」とアナウンスが入る。ATCだから色灯式の信号機なんて建っていないはずだが、分かりやすい表現ではある。
東武東上線の池袋駅は山手線のすぐ隣で、乗り換えは極めて簡便だ。同じ池袋でも、雑踏する地下通路を延々歩く西武池袋線とは随分違う。普段は西武に乗り換える機会の方が圧倒的に多いから、ちょっと戸惑う。ホームに止まっていた普通電車に乗り込むと、すぐにドアが閉まり、JR埼京線に沿って北上する。左手にはホテルやら何やらがぎっちり並んでいる。池袋の西北側は危ないというイメージを何となく抱いていたが、やはり歩きたい街並みではない。やがて線路際は低層住宅へと変わって、北池袋に滑り込む。
あいおい → いけのうえ →えだ → だいじんぐうした → だいやむこう → うえの → のうけんだい → いくた → だいたばし →
しばさき →11駅目
北池袋 きたいけぶくろ (東武鉄道東上本線 / TJ02 / 東京都豊島区)
埼京線はまだ隣を走っているが東武の単独駅で、真っ直ぐ前方にはJR板橋駅が見えている。東上線は北池袋の先で制限55km/hの急カーブを曲がって川越方面へと向かっていく。駅舎は西側のみ。地下通路に昭和鉄道高校の広告が掲げられている。池袋だとは知っていたが、こんな所にあったのか。
駅前は鉄道マニアや鉄道員の卵に埋め尽くされている…わけではなく、方々の路地から通勤客が続々と改札口へ向かってくる。池袋まで1駅だが、意外に距離があったので利用客が多いようだ。センターラインの無い駅前通りに商店が並んでいるが、スナックなど夜向きな物件が大半で、開いているのはスリーエフと弁当屋だけであった。
それにしても、JRと共用の駅前踏切の開かずっぷりは相当なもので、7時34分に当地に着いてから、一向に警報機が鳴り止まない。いつまで鳴り続けるのかと試しに待ってみたら、7時52分にようやく開いた。地下道をベビーカーを抱えて登ってきたお母さんが、何で開いているの、とため息をつく。14秒後にまた鳴り出した。
さて、本日1回目のサイコロを…振る必要は、無い。
12駅目の選択
目
駅名
会社
路線
1
2
3
4
5
6
六郷土手
京急
本線
何も駅名に限らず、しりとりにおいて「ら」行は難関と相場が決まっている。関東で「ろ」の付く地名といえば真っ先に(と言うより、ほぼ唯一)思い浮かぶのは六本木だが、ここは地下鉄しか通じていないので候補に入れようが無い。大手私鉄で「ろ」から始まる駅はわずかに2つ。しかも1つは「ん」終わりである。従って選択の余地は無く、六郷土手直行。2駅連続の23区内(前回から4駅連続で都内)だから、ラッキーと言って良いだろう。
なお、これで「ろ」の候補を早くも使い果たしたので、当面、選択肢から「ろ」終わりの駅が除外される。
利用区間
路線
種別
行先
発時刻
着時刻
北池袋 → 池袋 東武東上線 普通 池袋 8:02
8:05
池袋 → 品川
JR山手線
各駅停車
内回り
8:10
8:39
品川 → 平和島
京急本線
特急
三崎口
8:49
8:56
平和島 → 六郷土手
京急本線
普通
神奈川新町
8:58
9:06
池袋の山手線ホームまで舞い戻る。さすがに混んできたが、お隣の埼京線たるや相当な混み方をしていて、大変だなあと他人事を装っていたのだが、新宿でこちらにもどっと乗り込みエライ事になる。こりゃアカン、と戦慄していると次の代々木で文字通りダメ押しされて吊革がギリギリ音を立てる。前の女性がバランスを崩して斜め45度に傾いたまま網棚のパイプにしがみついているが、どうする事も出来ない。と言うか、どうにかしたら痴漢に間違えられかねない。勢いよくブレーキがかかるが、必死に踏ん張る。
何せ仕事柄、ラッシュピークの通勤電車に詰め込まれる機会がほとんど無いのである。そもそも、京成のラッシュなんてさほどの物では無い。乗ってはいけない時間帯に乗ってはいけない電車に乗ってしまったようだ。
やっとの思いで品川に着くと、京急ホームに1編成しか無い古豪・北総7260形が止まっている。乗ってみたいがもはや駆け込む気力は無く、のっそりと階段を上って次の始発特急を待つ。8両編成がホーム前寄りに止まると、4連がすぐ追いかけてきて併結作業が手早く行われる。どちらも空車だが、留置線内では繋げられないらしい。
下り方向だからさすがに空いていて、鮫洲で普通車を抜いた後は快調に飛ばす。立会川でもう1本前の普通車に追いついて乗り換え。車掌の喚呼が後ろから2両目のこちらまで聞こえてくる。下車時に瞥見したらもう1人乗っていたから、見習いだろうか。車内にも新人と思しきサラリーマンの集団が乗っているが、こちらはだらけた雰囲気を漂わせ、ガラも悪そうだ。4月入社であれば、そろそろ集中力も猫かぶりも途切れる頃合ではある。
あいおい → いけのうえ →えだ → だいじんぐうした → だいやむこう → うえの → のうけんだい → いくた → だいたばし →
しばさき → きたいけぶくろ →12駅目
六郷土手 ろくごうどて (京浜急行電鉄本線 / KK19 / 東京都大田区)
ブラック企業(断定)の新人さんと一緒に下車する。駅前は古い商店街で、さほど広く無い通りを車が切れ目無く行き交っている。いかにも蒲田界隈らしい細い路地に分け入ると、多摩川の堤防にぶち当たる。小雨もいとわずジョギングに没頭する夫婦や、ゴルフの打ちっぱなしに熱中するオッサンや、鉄橋の下でまどろむ住所不定の御仁を一望する。
グワングワンと鉄橋を響かせて、京急の上り普通車がやって来た。相変わらずここの車掌は、ドアを開けっぱなしで到着監視をするという職人芸を堅持している。
で、今度こそ本日の第1投である。
13駅目の選択
目
駅名
会社
路線
1
2
田園調布
東急
東横線 他
3
4
天空橋
京急
空港線
5
6
天王町
相鉄
本線
いささか意外だが、「て」も少なく3駅しか無い。だが何という3択だろう。2つは六郷土手と同じ大田区内、残る1つも横浜近郊である。神がかり的な顔ぶれと言う他は無い。この3つならどれでも良いが、出来れば天王町は避けたい。大田区内を願って堤防上でサイコロを振る。
→ 6 天王町
ん。まあいいでしょう。相鉄初訪問だ。
利用区間
路線
種別
行 先
発時刻
着時刻
六郷土手 → 京急川崎 京急本線 普通
浦賀 9:40 9:42 京急川崎 → 横浜
京急本線
特急
三崎口
9:43
9:53
横浜 → 天王町
相鉄本線
各停
湘南台
10:01
10:05
京急に乗るとつい足が先頭車両に向かってしまうのだが、京急川崎で乗り継いだ12両編成の特急電車は、後ろ4両が川崎止まりで神奈川新町でしばらく停車した。川崎止まりの車両をそのまま回送でぶら下げて、新町で切り離しているに違いない。後ろに乗った方が面白かったなあ…。
横浜駅で待っていた相鉄の電車は、旧7000系。僕が神奈川に引っ越してきた頃には最新型だったこの車も、今や最古参。「まだ残っていたのか」と懐かしい思いがする。JR東海道線に沿ってしばらく走り、西横浜を出ると制限55km/hのカーブで離れていく。北池袋と同じ線形ではないか。曲がった先が天王町である。
あいおい → いけのうえ →えだ → だいじんぐうした → だいやむこう → うえの → のうけんだい → いくた → だいたばし →
しばさき → きたいけぶくろ → ろくごうどて →13駅目
天王町 てんのうちょう (相模鉄道本線 / 神奈川県横浜市保土ヶ谷区)
天王町駅は隣の星川駅高架化工事の事業区間に含まれていて、対向式ホームを島式ホームに作り直す大改良工事が予定されている。星川付近では線路の切り替えや高架橋の建設が着々と進んでいるが、天王町駅自体はまったくの手付かずで、ホームもコンコースも古びたまま薄暗く沈んでいる。改札脇には昭和テイストな店構えのそば屋があって、ダシの香りが漂ってくる。
駅の規模の割には商店街は長く、居酒屋を中心とした店構えが帷子川を渡ってずっと続いている。パチンコ屋の地図で、一本隣の道が旧東海道であることを知る。すぐ先の四つ角には「西横浜駅入口」交差点との表示が掲げられ、駅間距離の短さが如実に現れている。
さて、次のサイコロはちょっと問題ありだ。
14駅目の選択
目
駅名
会社
路線
1
鵜の木
東急
東急多摩川線
2
梅郷
東武
野田線
3
梅島
東武
伊勢崎線
4
梅屋敷
京急
本線
5
運河
東武
野田線
6
京成臼井
京成
本線
六郷土手で「天王町は避けたい」と書いたのは、ここの選択肢が念頭にあったためである。なんと言っても6、ほぼ地元だ。こういう目は夕刻、帰り間際に出れば大当たりだが、まだ午前10時を回ったばかりである。早起きして(しかも二日酔いだった)横浜までやって来て、この時間に帰宅なんてコメディーにすらならない。そもそも「う」は、前回上野を引いた時点でも6だけが乗降済の駅だったのである。どう見てもハズレくじだ。
とにかく6だけは回避。2と5も千葉県で遠距離移動だが、この際許容しよう。勿論当たりは、京浜間の1と4である。
→ 6 京成臼井
………。
利用区間
路線
種別
行先
発時刻
着時刻
天王町 → 横浜 相鉄本線 各停
横浜 10:31
10:36
横浜 → 船橋
JR横須賀線
普通 エアポート成田
成田空港
10:42
11:40
JR総武線
快速 エアポート成田
船橋 → うすい
京成本線
快速
佐倉
11:47
12:13
呆然としたまま横浜まで戻り、横須賀線に乗り換えて船橋を目指す。と言うかこのサイコロ、6が出過ぎるような気がする。数えてみると、ここまで13回サイコロを振って、6は実に5回を占めている。13回という数が分母として有意性があるかどうかは微妙だが、6がいちばん良く出ているのは事実である。
この旅では、本家(ずみがき!さん及び水曜どうでしょう)に倣って明治のサイコロキャラメルの外箱をサイコロとして使用している。ただ、これはサイコロである以前にお菓子の容器であるから、フタや底の部分が2重になっている等、各面の重さが厳密に均等にはなっていない。あるいはそれが、目の偏った出方に繋がっているのかもしれない。もっとも、本家で6ばかり出るという展開は聞いた事が無いのだが…。
そんな事をウジウジ考えても、まだ電車は武蔵小杉に着いたところである。うすいの遠さが実に身に染みてくる。
あいおい → いけのうえ →えだ → だいじんぐうした → だいやむこう → うえの → のうけんだい → いくた → だいたばし →
しばさき → きたいけぶくろ → ろくごうどて → てんのうちょう →14駅目
京成臼井 けいせいうすい (京成電鉄本線 / KS34 / 千葉県佐倉市)
正式名称は「京成臼井」だが、電車の行先表示や路線図ではひらがなで「うすい」と表記されるのが常である。社名を省略するという京成の慣例に加えて、直通先の北総線白井駅との混同を避ける狙いもあるらしい。ただし、現地では「臼井」と表記するケースの方が多い。あくまでも地名は漢字だし、ここまで来て今更白井と間違える人もおるまい、という事なのだろう。
行政上は佐倉市内だが、佐倉駅とは隣駅ながら5kmも離れている。区画整理された住宅街の真ん中にあるうすいは駅ビルも広場もよく整備され、乗降客も佐倉より多い。佐倉とは別の町という気構えが感じられ、長嶋茂雄の郷里である事をPRする看板にも「ようこそ佐倉市臼井へ」と字までしっかりと表記してある。
何度か入ったラーメン屋さんでお昼、と思ったが、ランチメニューのビラ配りをしていた居酒屋の女の子が可愛かったのでそちらに流れる。
15駅目の選択
目
駅名
会社
路線
1
家中
東武
日光線
2
井荻
西武
新宿線
3
池上
東急
池上線
4
池尻大橋
東急
田園都市線
5
石川台
東急
池上線
6
東武和泉
東武
伊勢崎線
帰宅しようか、との思いをぐっと押し込み仕切り直し。第2部スタートだ。この際、どこでもいい。
→ 6 東武和泉
なんと3連続の6。もはや笑うしかない。
利用区間
路線
種別
行先
発時刻
着時刻
うすい → 高砂 京成本線 快速
西馬込 12:51
13:32
高砂 → 関屋
京成本線
普通
上野
13:33
13:41
牛田 → せんげん台
東武スカイツリーライン
区間準急
久喜
13:46
14:15
せんげん台 → 久喜
東武スカイツリーライン 他
急行
久喜
14:20
14:37
久喜 → 東武和泉
東武伊勢崎線
普通
太田
14:39
15:26
どこでもいい、と開き直ったばかりだが、時刻を調べてみて仰天。2時間半もかかる。奥の方だと認識していたけれど、久喜からさらに40分とは…。
やって来た快速電車は往路と同じ車両で、乗務員も同じ顔ぶれである。ゆっくりお昼をとったつもりだが、昼間の佐倉折り返しは滞留時間がやたらと長いのでこうなる。見慣れたはずのスカイツリーがばかに低いと思っていたら、先端だけ雲に突っ込んでいる。
毎度お馴染みの関屋・牛田乗換えで東武の区間準急に乗り換え、せんげん台で追いついてきた急行に乗り継ぐ。急行はメトロ8000系だが、VVVFモーターや車内モニターなど、徹底したリニューアル工事が行われていてピカピカである。ただし扉は、大音量かつ高速で開閉し駆け込み客を威嚇する通称「爆弾ドア」が健在である。東京メトロ、萌えポイントをちゃんと分かっているじゃないか。
乗車時点で空気輸送だった急行は北上するほどにさらに空き、久喜到着時には1両に4人しか残っていなかった。対して、乗り継いだ太田行には空席が無い。皆JRから乗り継いできたのだろう。どうせ乗り換えるのならスカイツリーラインより湘南新宿ラインの方が便利だ、というのがどうやら伊勢崎線沿線民の常識らしい。
東武10000系はよほど雨との相性が悪いのか、盛大に空転しながら関東平野を北上する。加須でどっと空き、羽生では秩父鉄道に譲渡された東急8090系と並ぶ。辺りはまだ東京圏の雰囲気で、東急のステンレス車も良く馴染んでいるが、コイツが秩父山中に分け入ってSLと同じ線路を走っているのかと思うと、やはり奇異な感じがする。
15時08分館林着、「りょうもう」を待避する。「りょうもう」が10分発、その後小泉線が12分発、佐野線が13分発、我が太田行が14分発と続いていて、見事な接続である。ただ、先に着いていた太田行が一番しんがりという順序には、どうにも納得がいかない。
あいおい → いけのうえ →えだ → だいじんぐうした → だいやむこう → うえの → のうけんだい → いくた → だいたばし →
しばさき → きたいけぶくろ → ろくごうどて → てんのうちょう → うすい →
15駅目
東武和泉 とうぶいずみ (東武鉄道伊勢崎線 / TI14 / 栃木県足利市)
上下共用のホームが1本きりの簡素な駅である。館林以北の単線区間で、行き違いの出来ない駅はここが初めてだ。下車したのは他に1人だけだったが、脇の路地から男子高校生が続々とやって来る。1人だけ女の子が混ざっている。工業系だろうか。
改札口の真上にはざっくりとしたつくりの屋根が掛けられていて、傍らに事務室と思しき小屋(この大きさで「駅舎」とは言わないだろう)がある。中は無人で、切符は駅前の社宅で買うようにと掲示が出ている。商店ではなく民家で切符の委託販売とは随分思い切った施策だが、引き換えに家賃が激安なのかも知れない。もっとも、「きっぷ発売所」と看板を掲げた木造住宅は、無人となって久しい様子だ。
16駅目の選択
目
駅名
会社
路線
1
みずほ台
東武
東上本線
2
三鷹台
京王
井の頭線
3
港町
京急
大師線
4
南宇都宮
東武
宇都宮線
5
南大塚
西武
新宿線
6
南栗橋
東武
日光線
はいはい、どうせ6の南栗橋でしょ。いいよ、そこが一番近いから。
→ 1 みずほ台
おっと、1が出た。初の埼玉県である。茨城県に大手私鉄の駅は無いので、これで全都県制覇だ。
利用区間
路線
種別
行先
発時刻
着時刻
東武和泉 → 久喜 東武伊勢崎線 普通
久喜 15:37
16:26
久喜 → 大宮
JR湘南新宿ライン 快速
逗子 16:30
16:45
大宮 → 武蔵浦和
JR埼京線
快速
新木場
16:52
16:59
武蔵浦和 → 北朝霞
JR武蔵野線
各駅停車
府中本町
17:09
17:16
朝霞台 → みずほ台
東武東上線 準急
森林公園
17:25
17:32
今来た道をのんびり戻る。館林での特急待避も往路と一緒。鷲宮で高校生が大量に乗りこむ。久喜で湘南新宿ラインに乗り換えると、こちらは雨などお構い無しにぶんぶん飛ばす。大宮からの埼京線は、りんかい線の70-000形。原型のJR209系よりも見栄えは良いが、さすがに経年劣化が目立ってきてドアチャイムが隣同士で不協和音を奏でている。これまた俊足で至って順調だったが、武蔵野線は西船橋で安全確認との由で6分遅れた。
あいおい → いけのうえ →えだ → だいじんぐうした → だいやむこう → うえの → のうけんだい → いくた → だいたばし →
しばさき → きたいけぶくろ → ろくごうどて → てんのうちょう → うすい → いずみ →16駅目
みずほ台 みずほだい (東武鉄道東上本線 / TJ16 / 埼玉県富士見市)
東上線、特に志木以北は地理感覚がまったく身についていない。みずほ台が富士見市であることも、現地に着いて初めて知った。駅前に観光案内の看板が建てられていて、どうやら名物は古墳らしい。確か隣のふじみ野市と合併で揉めた所だよな、という事はふじみ野駅のすぐ手前か、と記憶を掘り起こすが、後で調べたらふじみ野駅も富士見市らしい。訳が分からない。
表側と思われるのは西口で、駅ビルには東武ストアが入居し、広場を囲んでマック・ココイチ・日高屋と一通りのものが揃っている。駅前の道路の名は「すずかけ通り」。絵に描いたような近郊駅である。一方の東口駅舎はマンションと一体化しており、こちらもありふれた駅前だったが、路地裏の庶民的な市場が若干異彩を放っていた。
17駅目の選択
目
駅名
会社
路線
1
家中
東武
日光線
2
井荻
西武
新宿線
3
池上
東急
池上線
4
池尻大橋
東急
田園都市線
5
石川台
東急
池上線
6
和泉多摩川
小田急
小田原線
辺りは暗くなり始めており、終了の頃合。であれば、次はどこでもいい。ベストを挙げるなら「わ」終わりの6、こういう時こそ6である。
→ 1 家中
駄目じゃん。…と言うかこのサイコロ、1も多くないか?
利用区間
路線
種別
行先
発時刻
着時刻
みずほ台 → 池袋 東武東上線 準急
池袋 18:02
18:29
池袋 → 日暮里
JR山手線
各駅停車
外回り
18:36
18:49
準急電車で引き返し、今朝のスタート地点北池袋を通過して池袋着。山手線は帰宅ラッシュが始まっていた。ああくたびれた。
(つづく)
2012.7.27
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